住宅ローンを取り扱っているのは?
住宅ローンを取り扱っているのは、財形住宅融資や各自治体が独自に行う公的融資、銀行をはじめとする民間金融機関など、様々なものがあります。
これまでは住宅ローンといえば住宅金融公庫が基本でしたが、平成19年3月に廃止され、それに代わって、民間金融機関などが主体となりつつも公的なバックアップのあるフラット35が登場しました。
公庫の廃止に伴って、民間の住宅ローンの顧客獲得競争も激化しています。銀行だけでなくノンバンクや不動産会社、金融以外の企業が出資する住宅ローン会社、外資系の金融機関などが次々に参入してきています。
インターネットを活用してコストを抑えるとともに、低金利を提供するところも増えてきました。
具体的には次のようなところです。
■民間金融機関
・銀行(都市銀行、地方銀行、信託銀行など)、生命保険会社、信用金庫、JA、ろうきん...など
・外資系金融機関(GEマネー、モルガン・スタンレー証券など)
■フラット35
・民間金融機関などが、住宅金融支援機構の住宅ローン証券化を活用して行う長期固定金利型のローンです。
■財形住宅融資
・財形貯蓄をしている人が利用できます。
■住宅ローン専門会社など
・住宅ローン専門会社・ノンバンク(他業種などが行います。日本住宅ローン、トヨタファイナンス、日立キャピタルなど)。
・インターネットで展開するところもあります(SBIモーゲージなど)。
■自治体融資
・県や市など自治体が行います。
■社内融資
・会社が社員に対して行います。
自分に合った住宅ローンはどのように選んだらよいのでしょうか?
数多くの住宅ローンのなかから、有利なもの、自分に合ったものを選択することになりますが、不動産会社などではローン返済のシミュレーションが行われ、特定の銀行などを紹介されることもあると思われます。
ただし、他と比べて必ずしも有利とは限りませんので、自分でもローンを探して試算してみることをおすすめします。
なお、複数の金融機関の住宅ローンを組み合わせることも可能な場合もあります。組み合わせ方によって、自分たちに合った返済プランを組み立てることも可能です。
ちなみに、銀行などの民間金融機関はそれぞれキャンペーン金利や優遇条件などを打ち出していますが、選択肢も多くなっており、なかなか最適なローンを選ぶというのは難しいかもしれません。 |