はじめての住宅ローン入門その3



フラット35の親子リレー返済とは?

フラット35の親子リレー返済とはどのようなものですか?

フラット35の親子リレー返済というのは、申込本人が子供などの後継者を連帯債務者に指定して住宅ローンを組む方法のことです。

二世帯住宅などで親と協力するマイホームなら、親子でローンが組めます。

フラット35では、住宅ローンの完済年齢が満80歳までとなっているため、44歳まで※1は最長35年返済が組めますが、45歳以上では80歳から自分の年齢※2を引いた年数が、最長返済期間になります。

最長返済期間が短いと、収入基準から逆算して決められる借入金額が少なくなったり、毎月の返済額が多くなってしまいます。

こういった場合に「親子リレー返済」を利用すると、後継者の借入申込時の年齢から返済期間を算出するので、70歳以上でもローンを申し込むことができ、35年の最長返済期間の利用が可能になります。

なお、財形住宅融資でも採用されています。

※1…誕生日以降は切り上げです。
※2…端数の月数は切り上げます。

フラット35の親子リレー返済の後継者の条件は?

フラット35の親子リレー返済の後継者は次のすべての条件を満たす必要があります。

申込本人の子供またはその配偶者
※ただし、申込本人に子供がいなければ、申込本人の親族(配偶者は除く)でもなれる場合があります。

定期的な収入のある人

借入申込時に70歳未満の人

申込本人と同居すること
※将来同居を予定している人でもOKです。

連帯債務者となる人

後継者との収入合算は一定の条件を満たしていれば可能です。
※将来同居予定の人の場合は、次のいずれか低い額が限度となります。
・後継者本人の収入の5倍
・申込本人の収入

民間融資の場合にはどうですか?

民間融資の場合には、「親子リレーローン」があり、これを利用すると、親の債務を子が引き継いで返済することで返済期間を長くできます。

条件は金融機関によって異なりますが、親が1人で借りるよりも多くの金額を借りることができます。

また、「親子ペアローン」も同居または将来同居する親子がマイホームを取得する際の仕組みで、親子それぞれが借入申込人となり別々の融資を受けることで、借入金額を大きくできるものです。


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